自分でできる範囲で古いお風呂の排水溝の掃除や詰まり解消を試みても、なかなか解決しないことがあります。そのような場合、プロの業者に依頼することを検討すべき状況かもしれません。 まず、最も分かりやすいのは「固形物が詰まってしまった」ケースです。おもちゃのキャップや固形石鹸などが排水口に落ちてしまった場合、ラバーカップやパイプクリーナーでは取り除けないことがほとんどです。 無理に押し込もうとすると、さらに奥に詰まって状況を悪化させてしまう恐れがあります。 次に、「液体パイプクリーナーを使っても詰まりが解消されない」場合も、プロの出番です。これは、蓄積した汚れが非常に頑固であるか、髪の毛などが複雑に絡み合って大きな塊になっている可能性があります。市販の薬剤では太刀打ちできないような深い詰まりには、専門業者による高圧洗浄や専用のワイヤーブラシ（ワイヤースネーク）など、より強力な道具と技術が必要です。 また、「掃除をしても悪臭が消えない」という状況も、プロに相談するべきサインです。排水トラップの不具合や、排水管の奥深くでカビやバクテリアが繁殖している可能性が考えられます。素人では確認できない範囲の汚れや、構造的な問題が原因であることも少なくありません。 「排水溝のカバーが固着して外れない」など、物理的な問題で掃除ができない場合も、無理せず業者に依頼しましょう。[8] 力任せに作業すると、部品を破損させたり、配管に損傷を与えたりするリスクがあります。 これらの状況に当てはまる場合、無理なDIYはかえって費用と時間を無駄にするだけでなく、新たなトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。 専門業者であれば、排水溝の構造を正確に把握し、適切な診断と処置を行うことで、根本的な問題解決へと導いてくれます。信頼できる業者を見つけるためには、複数の業者から見積もりを取り、料金体系や保証内容を確認することが大切です。