毎日使うシャワーヘッドは、知らず知らずのうちに劣化が進んでいます。見た目では分かりにくいかもしれませんが、シャワーヘッドにも寿命があり、適切な時期に交換することで、快適さと衛生状態を保つことができます。シャワーの水の出が悪くなったり、水漏れがしたりといったサインが見られたら、交換のタイミングかもしれません。シャワーヘッドから出る水の量が以前より減ったと感じる場合、それは散水板(水が出る穴の部分)に水垢やカルキが詰まっている可能性が高いです。 散水板を取り外して掃除できるタイプであれば清掃で改善することもありますが、取り外しが難しい場合や、清掃しても改善しない場合は、シャワーヘッド自体の交換を検討しましょう。また、シャワーヘッドとホースの接続部分や、シャワーヘッド本体から水漏れが発生している場合も、交換のサインです。これは内部のゴム製部品(Oリングやパッキン)の劣化が原因であることが多く、Oリングの交換で解決することもありますが、シャワーヘッド本体の破損であれば交換が必要となります。さらに、シャワーヘッドの見た目も重要な交換の目安です。プラスチック製のシャワーヘッドは、長期間使用すると、落としたりぶつけたりした衝撃でひび割れが生じることがあります。また、カビやヌメりなどの汚れが落ちにくくなった場合も、衛生面から交換を検討すべきです。シャワーヘッドの交換時期に明確な定めはありませんが、おおよそ5年を目安に、上記のようなサインが見られたら新しいものへの交換を検討することをおすすめします。定期的なチェックと早めの交換で、清潔で快適なシャワータイムを維持しましょう。