洗濯機の給水ホースからの水漏れは、専門業者に依頼する前に自分で解決できるケースも少なくありません。特に、水漏れの原因が接続部分の緩みやパッキンの劣化、ホース自体の小さな亀裂であれば、DIYでの修理が可能です。 まず、水漏れを発見したら、直ちに洗濯機の運転を止め、給水栓(蛇口)を閉めて水の供給を遮断してください。これが最も重要な応急処置です。次に、水漏れしている正確な場所を特定します。給水ホースの本体、蛇口との接続部分(ニップル)、または洗濯機本体との接続部分など、様々な箇所が考えられます。 もし、蛇口と給水ホースをつなぐニップル部分から水が漏れている場合、まずはニップルのネジやナットが緩んでいないか確認し、しっかりと締め直してみてください。多くのニップルは4本のネジで固定されており、これらのネジが緩むことで水漏れが発生することがあります。締め直しても改善しない場合は、ニップル内部のゴムパッキンが劣化している可能性が高いです。この場合、ホームセンターなどで新しいパッキンを購入し、交換することで水漏れが解消されることがあります。ニップル自体の交換も比較的簡単で、多くの場合、工具不要のワンタッチ式が主流です。古いニップルを取り外す際は、ホース内に残っている水が出る可能性があるので、バケツなどを準備しておくと良いでしょう。 給水ホース本体から水漏れしている場合は、ホースにひび割れや穴が開いている可能性があります。給水ホースの寿命は一般的に5〜6年と言われているため、長期間使用している場合は交換を検討しましょう。給水ホースもホームセンターや家電量販店で入手でき、自分で交換することが可能です。交換手順としては、まず給水栓を閉め、古いホースを洗濯機と給水栓から取り外し、新しいホースを取り付けるという流れになります。 いずれの修理も、作業前には必ず給水栓を閉め、必要であれば水道の元栓も閉めて水の流れを完全に止めることが大切です。また、部品の交換後は、再度水を通してみて水漏れがないか十分に確認するようにしてください。自分で修理が難しいと感じたり、原因が特定できない場合は、無理せず専門業者に相談することをお勧めします。
洗濯機給水ホースの水漏れ、自分で直せる?修理のノウハウ