「なんだか最近、洗濯物の洗剤残りがひどいな…」そう感じ始めたのは、いつもの洗濯が終わった後でした。タオルはゴワゴワするし、Tシャツはなんだかベタつく。最初は洗剤のせいかな、と思っていたんですが、ある時、給水中の洗濯機を覗いてハッとしました。「あれ?こんなに水量が少なかったっけ?」普段はドラムの半分くらいまで水が溜まるはずなのに、どう見ても少ないんです。これが、私が体験した「洗濯機の水量がおかしい」トラブルの始まりでした。最初は「節水モードになったのかな?」と楽観的に考えていたんですが、どのコースを選んでも水量が足りない。これではまともに洗濯ができない、と焦り始めました。すぐに取扱説明書を引っ張り出し、「給水」「水量」の項目を片っ端から読み漁りました。まず試したのは、給水ホースの確認でした。ホースが折れ曲がっている様子はありません。次に、洗濯機本体側の給水栓にある「給水フィルター」を見てみることにしました。電源を抜き、給水栓を閉めてからホースを外し、覗いてみると…ありました!小さな網目のフィルターに、白いカルキの塊と、ほんのわずかなサビのようなものがびっしりと詰まっていたんです。「これだ!」直感しました。歯ブラシでフィルターを丁寧に擦ると、白い塊がポロポロと取れていきます。見た目にはそんなに大量ではなかったのですが、網目を塞ぐには十分な量だったようです。フィルターをきれいに洗い流し、元通りにホースを取り付け、給水栓を開けて、恐る恐るもう一度洗濯機を回してみました。すると、どうでしょう。いつも通りの「シューッ」という音とともに、勢いよく水が給水されていくではありませんか!ドラムの中も、設定通りの水量までしっかりと水が溜まっています。感動しました。「こんな単純なことだったのか!」と。この経験で学んだのは、洗濯機の不調は、意外と身近なところに原因が隠れているということ。特に給水フィルターは、水道水に含まれる不純物を防ぐ役割があるため、定期的に掃除が必要な場所だと痛感しました。取扱説明書には「月に一度は清掃を」と書いてあったのですが、完全にノーマークでしたね。もし、ご自宅の洗濯機で水量が少ない、水が溜まるのが遅いといった症状が出たら、焦らず、まずは給水フィルターを疑ってみてください。
洗濯機の水量がおかしい?トラブル体験談