長年使っていた我が家のキッチン水道が、ついにその寿命を迎えたようです。少し前からレバーを動かすと「キー」という音がしたり、ポタポタと水が漏れることが増えたりしていました。思い切って新しいものに交換することに決め、まずは自分でできるか挑戦してみようという気持ちになりました。 最初に、現在の蛇口がどのタイプなのかを確認しました。シンクの天板に穴が一つ開いている「ワンホール混合水栓」でした。次に、インターネットで交換手順の動画を見たり、必要な工具について調べたりしました。モンキーレンチやシールテープなど、いくつかの専用工具が必要になることがわかり、ホームセンターで買い揃えました。 いよいよ交換作業です。まずはシンク下の止水栓を時計回りに回して完全に閉め、念のため水道の元栓も閉めて水の供給を止めました。古い蛇口から残っていた水を出し切り、モンキーレンチを使って蛇口本体を固定しているナットを緩めていきます。これがなかなか固く、少し力が必要でしたが、何とか取り外すことができました。古い蛇口を外すと、シンクの穴の周りには長年の汚れがびっしりと付着しており、この機会にきれいに掃除しました。 新しい蛇口の取り付けは、取り外しの逆手順です。まず、新しい蛇口の給水・給湯ホースをシンクの穴に通し、下から固定ナットでしっかりと固定しました。この際、パッキンを入れ忘れないように細心の注意を払いました。その後、給水管と給湯管にそれぞれホースを接続し、最後に止水栓をゆっくりと開けて通水します。水漏れがないかを何度も確認し、問題ないことを確認して作業完了です。 自分で交換したことで、業者に依頼するよりも費用を抑えられたのはもちろんですが、何よりも達成感が大きかったです。新しい蛇口はデザインも機能も向上しており、キッチンが明るくなったように感じます。水回りのDIYは不安もありましたが、手順をしっかり確認し、慎重に行えば自分でもできるという良い経験になりました。